お口について

小児歯科

歯医者さんデビューはいつから??

歯が生え始めたら 歯医者さんデビューしよう!

生後5〜6ヶ月ごろになると離乳食を開始している赤ちゃんが多いと思います

離乳食を食べ始めて2ヶ月くらい経ち
いつものように赤ちゃんに離乳食をあげていると・・・

あれれ??下の歯茎から白い何かが出てきているぞ??

これはもしかして???

そうです


お気づきの通りそれは、


「乳歯」


の可能性が高いです

乳歯の生え始める時期

赤ちゃんのお口でチェックする大事なポイント

①生後すぐの授乳期間から赤ちゃんのお口の中と周りを確認しましょう

先天性歯や上皮真珠(歯内嚢胞)などが見つかる場合があります

        先天性歯      上皮真珠(歯内嚢胞)
出生時もしくは、生後1ヶ月以内に歯が萌出することがあります
このような歯のことを先天性歯と呼びます
授乳のトラブルになることもありますので、早めに産婦人科と歯科を受診しましょう
生後すぐの赤ちゃんの歯ぐきに白い小さな球状の塊が1個〜数個見られることがあります
見た目が真珠ににていることから上皮真珠と呼ばれています
基本的には経過観察で自然消滅します
②歯が生えることは成長の証

歯の萌出には個人差があります
この時期はこどもによって半年程の幅があるのが一般的です
萌出時期や順番が多少異なっても問題ありません
しばらくは経過観察で歯医者さんと一緒に見守りましょう

赤ちゃんとおうちでできること

0歳から生涯にわたる予防歯科がスタート!

生涯にわたって予防歯科を実践するには、歯が始めた赤ちゃんの頃から歯の健康を考えることが大切です!!
歯が1本でも生えてきたら、歯磨きをスタートさせましょう
乳歯の表面は
・母乳
・ミルク
・離乳食
などによる汚れの付着があります
「まだ生えたばかりだから」「お口の中触るの嫌がるから」とついついお口のケアを先延ばしにしてしまうとあっという間にむし歯になってしまいます
歯が生えてきたら必ず保護者による歯みがきをスタートさせましょう!!

歯みがきは赤ちゃんとのスキンシップ時間

歯が生え始めたら、歯みがきになれるための練習を始めましょう!!
赤ちゃんの頬や唇を優しく撫でたり触るなどのスキンシップを通して歯ブラシによる刺激に慣れるための準備をしていきましょう

お歌を歌いながらや、指にガーゼを巻いて口元を触るなどあくまで歯みがきは楽しいと感じてもらうことが大切です

また、歯みがきはむし歯予防だけでなく、
・口腔機能の健全な発育の確認
・粘膜が刺激されることで乳児期のお口の中の緊張や過敏を取り除くこと
にも繋がります

適切な道具の選択

赤ちゃんの歯みがきは保護者が行います
しかし、大人が使うからと行って大人サイズの歯ブラシを使用してはいけません
必ず月齢にあったものを使いましょう

ママさん、パパさんの準備ができたら歯医者に行こう!!

子どもと一緒のおでかけはとても大変
特に1歳未満の子を連れておでかけは体調管理も準備も色々と気を使わなければいけませんよね


はじめての乳歯が生えてくる時期は、毎日の育児、家事にお仕事だけでなく、検診や予防接種、ハーフアニバーサリーなどのイベントもまだまだ盛りだくさんの時期ですよね

そんな中はじめての歯医者さんデビュー
考えただけでもかなり大変だと思います

一般的に初めての歯医者さんデビューでは、歯医者さんに慣れることが目標とされています

ママさんかパパさんと一緒に診察台に座ってお口を見てもらいましょう

赤ちゃんはきっと泣いちゃいます

優しいママさん、パパさんは口を揃えて
「大声で泣いてしまってご迷惑を」と、、、、申し訳なさそうに、、、

とんでもない!!!

歯医者さんは赤ちゃんが元気に泣いて大喜び!!
「えーん」とお口が大きく開いて、隅々までチェックできちゃいます

赤ちゃんのうちは、特に問題がなければ
お話含めても5〜10分程度で終わることがほとんどです

まとめ


生涯にわたる予防歯科は、0歳からスタート

歯が生え始めてママさん、パパさんの心と体の準備ができたらすぐに歯医者デビューをしましょう!!