ファインディング・ニモに歯はある?歯科衛生士が魚の口の中を本気で調べてみた
こんにちは。現役歯科衛生士とみる映画歯(えいがし)「歯ネマ」です🦷🎬
映画『ファインディング・ニモ』は、ピクサーを代表する人気作品です。

ニモやマーリン、ドリーたちの冒険に心を動かされた方も多いのではないでしょうか。
そんな映画を観ながら、歯科衛生士の私はふと思いました。
「ニモって歯あるの?」
実は魚にも歯があります。
しかも人間とはかなり違う場所に生えている魚もいるのです。
今回は映画『ファインディング・ニモ』をきっかけに、魚たちの歯について見ていきましょう。
結論:ニモには歯がある
最初に結論です。
ニモのモデルであるカクレクマノミには歯があります。
ただし人間のような前歯や奥歯ではありません。
カクレクマノミは雑食性で、
- プランクトン
- 小さな甲殻類
- 海藻
などを食べています。
そのため口の中には小さく鋭い歯が並んでいます。
映画では分かりにくいですが、
実際のニモにはちゃんと歯があるのです。

ニモの歯はどんな形?
カクレクマノミの歯は非常に小さいため、
遠くから見るとほとんど分かりません。
しかし拡大すると、
細かい円錐形の歯が並んでいます。
人間のように
- 切る前歯
- 引き裂く犬歯
- すりつぶす奥歯
と役割分担しているわけではありません。
魚の歯は、
食べ物をつかむための道具です。
つまりニモの歯は
「噛む歯」ではなく「つかむ歯」
なのです。
実は魚は歯が生え変わる
ここで驚きの事実です。
魚の多くは、
歯が抜けても新しい歯が生えてきます。
人間は
乳歯→永久歯
の一度きり。
しかし魚は一生を通して歯が交換される種類も珍しくありません。
サメが有名ですね。
ニモのような魚も、
古い歯が抜けると新しい歯が補充されます。
歯科衛生士としては、
ちょっとうらやましい能力です(笑)。
ドリーにも歯はある?
『ファインディング・ニモ』の人気者といえばドリー。

ドリーのモデルはナンヨウハギです。
実はナンヨウハギにも歯があります。
しかも海藻を食べるため、
植物を削り取るような歯を持っています。
映画ではいつもニコニコしていますが、
実際にはちゃんと歯があるんです。
サメのブルースは歯だらけ

映画に登場するサメのブルース。
彼を見ると、
「サメってやっぱり歯のイメージだな」
と思います。
サメの種類によりますが、
一生の間に数万本の歯を使うこともあると言われています。
歯が抜けても後ろから次々と新しい歯が出てきます。
まるでベルトコンベアです。
人間だったら歯医者さんは大忙しになりそうですね。
歯科衛生士的に気になる魚の口
魚の口を観察すると、
実はかなり個性があります。
例えば、
クマノミ
小さく細かな歯
ナンヨウハギ
海藻を削る歯
サメ
鋭く何列にも並ぶ歯
フグ
くちばしのような歯
同じ海の生き物でも全く違います。
これは食べ物に合わせて進化してきたからです。
人間の歯並びも、
進化や生活習慣の影響を受けています。
そう考えると歯って面白いですよね。
映画では歯が描かれない理由
ではなぜニモには歯が細かく精密に描かれていないのでしょうか。
理由はシンプルです。
かわいいから。
もしニモの口の中に細かい歯がびっしり描かれていたら、
今ほど親しみやすいキャラクターにはならなかったかもしれません。
ピクサー作品では、
現実をそのまま再現するのではなく、
キャラクターとして魅力的に見えるようデザインされています。
歯もその一部なんですね。
歯科衛生士として思うこと
映画を観ていると、
つい人間の歯ばかり気になります。
でも今回調べてみると、
魚の歯も本当に面白い世界でした。
ニモには歯があります。
ドリーにもあります。
サメは歯だらけです。
そしてみんな、
人間とはまったく違う歯を持っています。
映画の裏側にある生き物の特徴を知ると、
作品がもっと楽しく見えてきます。
映画歯ポイント🦷
次に『ファインディング・ニモ』を観るときは、
ぜひ口元にも注目してみてください。
ニモの小さな口の中には、
ちゃんと歯があります。
そしてドリーにもあります。
ただし、
一番歯が目立つのはやっぱり矯正器具をつけているダーラちゃんです笑

クマノミの歯はどんな役割をしているの?
ちなみに本物のカクレクマノミも、小さいながらしっかり歯を持っています。主に藻類やプランクトンを食べるため、人間のように「噛みちぎる」ための歯ではなく、餌を引っ掛けて口に運ぶための小さな歯です。映画のニモも、もし魚類の生態にとことん忠実だったら、もう少しゴツゴツした歯の形をしていたかもしれません。それでも丸くて可愛い歯にデザインされているのは、やはり「愛されるキャラクター作り」が優先された結果なのでしょう🐠🦷
まとめ
『ファインディング・ニモ』の主人公ニモには歯があります。
ただし人間のような歯ではなく、
小さく鋭い歯で食べ物をつかんでいます。
また魚の多くは歯が何度も生え変わるため、
人間とはまったく違う歯の世界を持っています。
映画をきっかけに魚の歯を調べてみると、
海の生き物たちの面白い進化も見えてきます。
ぜひ次回『ファインディング・ニモ』を観るときは、
ニモたちの口元にも注目してみてください🦷🐠🎬✨
参考・引用元
- National Geographic Animals
- Smithsonian Ocean Portal
- NOAA Fisheries
- Florida Museum of Natural History Shark Resources
- Monterey Bay Aquarium Animal Guide
